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トータルフィットのHOTホッとレポート

更新日:2008.11.01(土)

【vol.07】
相手に合わせた指導法

台風が無事に過ぎたと思いきや、当日朝からの大雨で、電車が途中で止まってしまったというハプニングに見舞われた方もおられましたが、無事に講習会開催ができました。今回は、一番の遠方の方はなんと鹿児島!他にも福井や舞鶴など、各地から6名の方が大阪に集まって下さいました。 病院ご勤務の臨床検査技師Hさん、クリニック勤務の臨床検査技師Aさん、病院ご勤務の看護師Oさん、サーキットトレーニングインストラクターのKさん&Aさん(同じ職場からご参加)、社会福祉協議会で高齢者に運動指導やレクリエーション指導をされているNさんという面々でした。

看護師Oさんは、特定健診を担当されていて、健診者に少しでも身体を動かすきっかけをつくりたい、そのためにも自分もしっかり運動指導ができるようになりたいと、色々と講習会や教材などを探しておられた時に、ココから体操を知られたとのことでした。Oさんご勤務の病院の方針では、運動については地域のスポーツクラブにお任せする、ということだそうですが、Oさん曰く「みんながみんな、スポーツクラブに行こうという意欲があるわけではないし、行く意欲のない方にこそ、きっかけを作ることが大切やと思うんです」

まさにその通り!!!運動に二の足を踏んでいる方、運動に背中を向けておられる方に、少しでも身体を動かす気持ちよさ、すっきり感を味わって頂きたいと私も思います。

そのためには、そのような方々の身近におられる職員やスタッフの方が、「○○さん、一緒にちょっと身体を動かしてみようよ」と運動指導されることで、運動に対するハードルを低め、身体を動かす機会が増えていくことが大切ですよね。ココから体操は、まさにそこに活用して頂きたいプログラム!!

Oさんは既に教材を活用し、ココから体操を取り入れておられるとのことですが、「明日からさらに自信を持って指導ができます!」と力強く話されていました。

また、ココから体操2も習得されている臨床検査技師のHさんは、健診時に「日常いつもされている家事の動作を意識したら、すべて運動になるんですよ」とアドバイスできるようになったとのこと。「このくらいのことでも運動になるんやな」と思ってもらうことで、運動のハードルがググ~ンと低くなりますよね。

今回は3名も医療従事者がおられました。以前、内科のドクターも講習会に参加されたこともあり、医療の場面でもココから体操が求められていることを実感しました。

サーキットトレーニングインストラクターのKさん&Aさんは、会社の方針で、今後は介護予防分野にも業務を広げようとしておられ、それに先駆けて講習会に参加されました。ご指導は慣れておられるのですが、お元気な方を対象にされているので、つい強度を上げすぎてしまう、「頑張れ頑張れ!」という指導をしてしまう、という点が課題でした。「無理しないでね」と口では言っていても、指導者が大きくガンガン動くと、受講者は「やっぱり頑張らないといけない...」と無理をしてしまわれることになります。「疲れた方はこのくらいの小さな動きで良いですよ」と言って、それに合わせて小さく動く(言葉と動作を一致させる)ことを練習して頂きました。「いつも元気な方への指導しかしていないので、相手(高齢者)に合わせた指導法がとても勉強になりました」とのこと。

ココから体操覚えている自信度は50%(自己申告)前後、テストがあるどうしよう~と緊張されていた皆さんですが、お互いに助け合ってフィードバックをしながら、グングンと指導力を高めていかれました。

それぞれの現場でのご活躍を心からお祈りしております!

内容:ココから体操講習会
実施日:2008年09月21日(日)
会場:大阪


講師:林みちる



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