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トータルフィットのHOTホッとレポート

更新日:2011.02.01(火)

【vol.24】
伝える難しさ

勤労感謝の日に、大阪市平野区、クレオ大阪南にてココから体操講習会が開催されました。

今回の参加者は、専門学校の先生、整骨院を開業されている柔道整復師の先生、高齢者体操の運動指導者、エアロビクスインストラクター、介護施設職員という、幅広いご職業の方々でした。

元々運動を指導されていて指導の幅を広げるために、また今の職場で運動を少し取り入れるためられたらいいなとご参加くださいました。気さくな方ばかり、わきあいあいと進めさせていただきました。

ココから体操は、簡単な動きを音楽に合わせて振付けています。振付けといってももちろん、それぞれの動きは、筋バランスや強度を考えて、目的を持って振付けています。中身は濃いのです。

ただし見た目は簡単ですから、気軽に指導できると思って参加される方が多いです。実際にほとんどの方が、講師が見本としてデモ指導する際には問題なく動いておられます。

しかし、受身で動くことと指導することは大違い!簡単な動きなのに、自分が伝える立場になると、予想より難しいことに気づきます。

例えば、指導に気を取られると音に合わせて動くことができない、動きながら指示を出すと言葉か動きのどちらかがおろそかになる、わかっているのに効果や注意点を適したタイミングで伝えるのが難しいなど。

これらのことは、覚えた体操の指導をイメージした練習ではなく、曲に合わせて自分でやっているだけの予習で臨まれる方が多いため、講習会に来てはじめて痛感される場合が多いです。

できれば運動に慣れていない人を対象に前もって練習すると、「やる」ことと「伝える」ことの違いを前もって理解して講習会に参加することができます。

そうはいっても、そのような場はなかなか難しいですから、「やる」ことだけはしっかり予習してきていただいて、「伝える」ことは当日に練習を重ねるということになります。

最近、私自身が慣れていない動きを伝える難しさを身にしみて感じています。きっとこれまでのココから体操講習会に参加してくださった皆さんもこんな気持ちだったのだろうなと思います。

人に伝えることを生業としている限り、慣れたことだけではなく、新しいことにもチャレンジしていく姿勢はとても大事だと気づきました。

これからも、参加してくださった方には、たくさんの気づきを持っていただけるよう、優しく且つ厳しく、気持ちも新たにがんばります。ぜひ皆さんもいらしてください!



内容:ココから体操講習会
実施日:2010年11月23日(祝)
会場:大阪


講師:園田幸子



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