1. ●トップページ
  2.  > 
  3. 【コラム】トータルフィットのHOTホッとレポート

トータルフィットのHOTホッとレポート

更新日:2009.04.01(水)

【vol.11】
スキルアップの鍵

3月末にもかかわらず、肌寒く曇り空の京都での講習会でした。

今回の参加者は、"運動指導している組"と"運動指導したことない組"の両方いらっしゃいました。経験の違う方々が一緒に参加することで、お互いによい刺激となります。慣れてくるとスムーズに指導できるようになりますが、その慣れが"惰性"になることがあります。

その姿勢は、知らず知らずのうちに言葉や動作・表情に出てしまい、必ず相手に伝わっていきます。それではいけない!と、"運動指導している組"も、指導者として、誠意を持って一生懸命に指導することが大切と改めて感じます。"運動指導したことない組"の一生懸命さは、初心忘るべからずという姿勢を思い出すきっかけになります。特に指導経験のある方に好評なココから講習会の特徴のひとつです。

講師や参加者同士のフィードバックによる気づきも、ココから講習会の特徴のひとつです。指導練習では、指導の良かった点と改善点を伝え合うという進め方で実施しています。なかなか自分では気づけない課題に気づくことができます。

繰り返し練習し、課題を一段ずつクリアにし、自分で改善し上達したことを認識できるため自信が持てるという好循環を生みます。この前向きなサイクルがスキルアップのとても大きな鍵となり、まさに人対人で行う講習会でしか得られない部分です。

今回も、フィードバックではじめて気づいた動作のクセ(例:片側の膝だけが内側に入る、骨盤を前後にする動きで猫背になる)や、言葉の使い方のクセ(例:「息を止めないで」など動きの注意点を否定的な言葉で説明することが多い、指示の言葉が丁寧すぎて次の動作に入るのが遅れる)、緊張感が表情や声のトーンに出てしまっていることなどの課題を次々にクリアしていきました。

運動指導に慣れている人のほうが上達は速いと思いきや、ほとんどの講習会では慣れていない人の変化のスピードのほうが速い場合が多いです。今回も"運動指導したことない組"が表情や声のトーン、動き方がどんどん変化する姿には、私も含めて一同ビックリ!その驚きが刺激となって、"運動指導している組"もやる気が増すという前向きなサイクルが回りだし、私もとてもわくわくしました。

また、「ちゃんと体操を覚えられていないし、不安」と硬い表情だったの初参加の方に、前回ココから体操1の講習会に参加した方が「大丈夫!一緒に頑張ろう!」と応援するなど、お互いに励まし合いながらの熱気に溢れた講習会になりました。外はまだ寒いですが、部屋の中は春が来たようなやわらかくあたたかい雰囲気でした。

「精一杯頑張った自分にばんざ~い!!」と、皆さんのすがすがしい表情で締めくくられた講習会でした。

内容:ココから体操講習会
実施日:2009年03月28日(土)
会場:京都


講師:林 みちる



【コラム更新一覧】