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梅田陽子のマインドボディ便り
更新日:2010.05.01(土)
【第11話】
与えられた貴重な時間
女子大生になって(一回名乗ってみたかった)1年が経過しました。レポートも書いて試験も受けて単位も取れたこと、 それが未知の政策科学であったことに、とりあえずよく乗り切ったと思います(これも言いたかった)。
記憶力も理解力も低下しているのに(もともと、さほど高くないので低下しても大して変わらない)、やればできるも のだと思いました。もし、歳だからやめようとか、今さら大変だとか、何かを既に諦めている方は、案外やってみる とできることもあるもので、トライしてもいいかもしれません(でも責任は持ちません)。
もともと、迷えば進めのポリシーなので、進んだことに間違いはないと思い(思わないと人生やってられない)、気弱 になっても自分を信じるしかない(脳みそに未知=未使用の部分があるのは事実なので、それが使われると信じる梅田 式理解法)そう思って進んでいます。
不得意と思っていることは、実はできたらいいなあ、得意とは言わなくてもわかるようになりたいなあと憧れている ことだと担当教授に教わりました。そのとおりです。
それなのに諦めがつくように、「政治なんてわからなくても生きていける。」とか「役人の気持ちはわからない。」 とか、挙句の果てに自虐的に日本国家を揶揄したり・・・。
それは“近づきたいけど近づけない”から起こる逆の反応なのですね。「あの人は自分を嫌っている」と言うときは、 実は自分が相手を嫌っているときのように。
それから、趣味とか老後のために仕事を放って学校に行くことは、今の自分には許されません(常識はまだある)ので 「立派な論文を書き、学位をとることが君たちの使命だ」と言う教授に向かい、「私は違う、儲かってナンボです」と反 応し呆れられましたが、本心です。
高額払って、時間と体力を消耗して、スタッフにも迷惑かけて・・・(タダでは卒業しない)。その自分に新しいことを 教えてくれた教授に感謝します。
「結果には“民の富がついてこなくてはいけない”そうです。」そのとおりです。自分たちが儲かる私利私欲だけなら、 そんなものはちっぽけで先は見えています。でも生活があるのでちょっとは儲からないと食べていけない。「もちろん 活動に金は要る、だから儲けは必要で儲けてはいけないとは言ってない」ややこしいなあ~。
とりあえず努力が報われないとやる気がなくなるから、頑張っただけのご褒美は必要です(人間だけじゃない、サルも ねずみもみんなそう!)。と言うことは・・・努力したことが、民のためになればなるほど自然と活動費は必要となり、 人もお金も回るということ。
仕事中に学校に行って意味があったと言うためには、学んだ結果に民の富がついてくること=論文が民の富につながる 内容であることです。所属は総合政策科学課。
民主党では事業仕分けが続いていますが、政策ができ、それを実行する 施策の中に非効率な事業があるから仕分けられるのです。それならもともとの政策段階から見直す必要があります(政策 >施策>事業という順番になっていると去年学んだ)。そこがちゃんとできないから、民主も野党からあーだこーだと言 われています。
民の富となるような政策を考えることが今の自分のすべきこと。もちろん農林でもなく道路問題でもありません、健康 づくりについてです。
私は運動指導者です。だから、この健康づくりの分野の、それも心身の健康という観点で政策を 考えることが自分のすべきことです。そこで難しいのは自分の考える政策が本当に民のためになっているか?を見極め ること。ここが学問なのです。
そしてもっともっと難しいのは、ただ論文にしただけでは紙切れだけで何にもならない。それを世の中に還元し、本当に 政策を変えることです。だからと言って突然選挙カーに乗って「梅田陽子をお願いします」と叫び出すことはありません。
ではどうするか?考えに考えて動いています。すぐには何も変わらないでしょう。国は50年100年もっと先の単位で物事 を考えています。
今の政治家や官僚らは、全員死んだ後の世の中のことについて考えて仕事をしています。だから私も自分が生きているう ちに目標まで到達しないかもしれません。でも、途中の経過はあります。少しずつ少しずつ。
先進国でもダントツで借金だらけの日本。国債でまかなったら良いというけれど、それって結局みんなの税金。これから このまま進んでいくと、今の子供たちは大人になっても私たちのような生活はできない。税金だけが高くなるのは見え見 えです。せめて健康には自信を持って生きて欲しい。
運動不足が原因で心身を病むような社会ではなく、生きるためだけに働く社会でもない、身体を動かすことが生活に密着 しそれが生きがいとなり日々に楽しみが湧き出てくるような社会で生きて欲しい。
健康づくりのプロとして、そのために自分に何ができるか?与えられたこの貴重な時間を有効に使って進んで行きたいと
思います。またご報告します。
梅田 陽子
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