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梅田陽子のマインドボディ便り

更新日:2014.04.10(木)

【第33話】
産業メンタルヘルス対応
待望のNEWプログラムが完成!
速報①エクササイズで生産性(プレゼンティズム)改善

ここ大阪では、満開の桜と共に新年度が訪れました。昨年度は、初めて取り組む大きな事業「経済産業省のヘルスケア事業」に参画し「都市型スマートストレス・マネジメント」の産業創出の実証実験を、電通関西およびパナソニックヘルスケアと共に行いました。

これまでトータルフィットが開発・展開してきた企業に向けメンタルヘルス運動プログラムと、今回大がかりに実施し検証した結果を合わせて考えると、体調や心の状態は個々に違うためそれらに応じた運動プログラムを処方することで、こころとからだの健康状態の改善や、生産性の向上にも期待できることが分かってきました。

1か月間週3回の実施により、4つのストレスのタイプ別で分析すると、軽度のストレス群は全体的にスコアが改善している一方で心身の最もリスクが高まっている「へとへと型」のみ悪化傾向でした。(図1)

図1

しかし運動プログラムに4回以上参加した者のみに限定した場合、「へとへと型」のプレゼンティズムのスコアは大きく改善していることが分かりました。

ストレスが大きく溜まっている場合には、運動プログラムに参加することでプレゼンティズムを改善できる可能性が示唆されました。 運動といっても、しっかり汗をかくきつく動くのではなく、早歩き程度の強度でリフレッシュしたり、またテンションをぐっと下げて呼吸法や自律訓練法によりリラックスするなど体を動かす、ほぐす、落ち着かせるような様々な内容で実施します。




梅田 陽子





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