梅田陽子のマインドボディ便り

更新日：2013.01.01(火)

十二支の六番目「巳年」が明けました。みなさまおめでとうございます。

「巳」の語源を調べますと、原字は頭と体ができてヒトになろうとしている胎児を描いているそうです。巳とは蛇のことですが、この蛇が冬眠から覚めて、従来の生活に終わりを告げ地上にはい出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」などの意味があるとされているのだとか。

また十二支の「巳」は植物に種子ができはじめる時期と考えられており、「漢書　律暦志」では草木の成長が極限に達して、次の生命が作られはじめる時期と解釈されているそうです。

昨年2012年12月21日はマヤ暦によると地球が滅亡するという‘うわさ’がまことしやかに世界中に広がりました。私はこのようなことはよくわかりませんが、どうやらそれは現在発見されている「暦」がその日までしか表示されていなかったため「その日で終わる」とどなたかが解釈され、それが拡大しただけのようです。

無事滅亡せず続いておりますので、「次の暦が新たに始まったのだ、遺跡を探せばどこかにあるのではないか？」と無責任な解釈をしておりましたら、「実はこれはマヤのカレンダー上での新たなサイクルがはじまったことを意味している」などというコメントがテレビで流れ、なんだか面白いものだと思いました。

どうやら、2013年はこれまでの常識にとらわれない、新しい流れが生まれるのだといろんな形で表されているのかもしれません。そう思ってみると、好奇心旺盛な性格の持ち主としましては今年一年何が待っているのか…ワクワクドキドキして参ります。

人はまだ来ない時間=「未来」を待ちわびたり、不安がったりします。先のことは誰にも分からないからこそ期待もできますが、心配をすればきりがないほど不安は広がります。

12年の年月を経て再び巡ってきた「巳年」に際し、従来の生活に終わりを告げ地上にはい出す蛇のように、きっとどこかに刻まれているであろう未知のマヤ暦のように、これまでとは違う新しい年のはじまりを大きな大きな期待を持って迎えたいと思います。

みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。

梅田陽子

【コラム更新一覧】

健康に関する、ココだけの話をご紹介。